老人性色素斑のシミ治療にはレーザーが効く

シミには治りやすいものとそうでないものが存在し、それぞれ治療方法が異なるケースも見られることから、症状の原因や見極めが大切になります。「老人性色素斑」はよく見られる症状で、原因は皮膚の老化現象だとされています。老化を促進するのが紫外線で、急に発症するというより長い年月をかけてダメージを受けた皮膚に対し、徐々にあらわれることがよくあります。細かなものから大きな斑点状のものまで、形は様々です。

自力で改善するのは難しいことから、医療用のレーザーで治療し、シミをなくすのが有効です。レーザーが皮膚の奥に留まるメラニンを壊して除去します。レーザーを利用すれば、その殆どの症状が1回の施術でなくなります。施術後はかさぶたができるため、一時的に濃いシミができますが、2週間程度で新しい皮膚が再生されてきれいに蘇ります。

レーザー以外ではフォトフェイシャルと呼ばれる光機器を使った方法があるものの、レーザーと比較してその効果は弱く、根の深い重度のシミ治療にはおすすめできません。老人性色素斑を発生させないためには、紫外線対策が重要です。それも若い頃から継続して行うのが有効とされており、日差しの強い季節には日焼け止めを塗り、できる限り紫外線から皮膚を守るようにしたいところです。シミの原因は紫外線だけでなく、過度の洗顔やストレス、睡眠不足なども深く関わっています。

皮膚の保湿を欠かさないようにし、早寝早起きを実践して、規則正しい毎日を習慣づけることが、一番の予防法です。